Fostex UR−2 メモリーレコーダー
2015/05/20




フォステクスの1Uのメモリーレコーダーです。




最大32GBのSDメモリーが2個と、
USBメモリーに
最高で96KHz24bitまで記録が出来ます。


ちなみにTASCAM DA−3000は
USBメモリーに直には記録が出来ません。









前面にある蓋のネジを外すと

左からPCへのUSB端子
USBメモリー用入力端子
SDメモリー1の入力端子
SDメモリー2の入力端子

がついています。







上蓋を開けた状態です。

電源はDC12〜24V入力で、
スイッチング電源にて中央部のデジタル部の電源と、
右側のアナログ部の電源を供給しています。


アナログ回路のA/D・D/Aコンバーターは
AK4528を使用しています。

アナログ回路の電源電圧はプラスマイナス10Vです。
A/Dと、D/AのI/V変換変換のオペアンプはNJM2068です。


デジタル入力は
XLR端子の110オーム平衡入力のみなので、
光入力端子を自作して取り付けました。
(中央の穴開き基板)


連続記録時間

現在48KHz24bit2chで記録しているので、
1GBで約52分です。
1ファイルの最大容量が4GBなので、
最大連続208分(3時間28分)
記録が出来ます。


これを96KHz24bit2chにすると
1GBで約26分となり、
4GBで最大104分(1時間44分)
となります。

これでは1ファイル4GBでは
コンサートの連続記録は難しいです。

ミスの許されない1発録音をする者にとっては
大変重要な事で、
ミニコンサートから休憩を挟んでアンコールの終了まで
連続して記録が出来ます。

録音ミスをしても
繰り返し録音が可能なセッション録音なら
記録時間の短い
ハイサンプリングやDSDも可能でしょうが・・。


15/05/20

光デジタル出力端子をとりつけ、
アナログ部の電源を別電源にしました。


これによりアナログ回路の電圧は
プラスマイナス15Vになりました。




以前まで使用していたミキサー用の電源を使用しています。

電源コンデンサーの容量は86000μFが2本入っているのと、
100VAのRコアトランスを2個搭載しています。




スイッチング電源は、UR−2内部のデジタル部の電源です。










SDメモリーに記録した音源の再生中です。

UR−2の光デジタル出力から
自作D/Aコンバーターに接続しています。


今までより大変クリアーで力強い音です。

ヘッドフォン端子の音も
ノーマルでは吹奏楽を再生すると歪みました。

MR−2000もそうですが、
ノーマル機器では
特にアナログ電源部とA/D・D/Aのアナログ回路が全く駄目なので、
吹奏楽の録音再生は無理ですね。


アナログ電源とヘッドフォン回路を変えたので
歪まずに再生が出来ます。

これで安心して現場でモニターが出来ます。