OZK様邸の訪問
17/05/21
左右のダブルウーファーの箱は
アルテック515Bダブルの500リッター密閉箱
中の箱は
アルテック604−8Gの230リッターの密閉箱
上記のユニットは
浜松のBGMさんにて
リコーンと着磁を行いました。
上の大きい基盤は
アルテック604−8G用のインピーダンス補正回路、
下の小さい基盤は
アルテック515Bダブル用のインピーダンス補正回路です。
これは604−8G用は
230リッター密閉箱専用、
515Bダブル用は
500リッター密閉箱専用です。
この画像の段階では
どちらの基板も未配線です。
エンクロージャーの様子です。
板は無垢の30mm厚のメープル材
このエンクロージャーの製作は
名古屋の数少ないオーディオ用の箱作り専門の田口木工所です。
ウエスタンのホーンシステムの製作では有名な所です。
ここまでの箱を作れる所は
当方の知る範囲ではもう日本でも無いので、
お願いして製作して頂きました。
このシステム専用の
プリアンプ兼3ウェイチャンネルデバイダーです。
左側は300VAトロイダルコアーの電源トランスと
100,000μFの巨大電源コンデンサーを4本使用した
専用電源です。
そのためどのような音量でも
しっかり安定したスピードの速い音が出せます。
パワーアンプはオーナーの意向により
真空管アンプで駆動します。
このシステムのイラスト図です。
よく密閉箱では
音が詰まりスケール感の無い音がするといわれています。
このシステムは綿密な計算と実測の元、
各ユニットの徹底したインピーダンス補正、
ユニットとエンクロージャーによる周波数特性の補正も含めた
チャンネルデバイダー兼プリアンプを設計しているので、
初出しの音から
濁りが全く無く木目の細かいクリアーなスケールの大きな音が出ました。
反応の速い力のある風のような低音が出ます。
当方が録音した音源を鳴らすと
遠近感のある音が出ていましたし、
コントラバスが濁らずに音階が明瞭で力強い音で出てきました。
箱を触っても全く鳴らず
箱の製作者もビックリされていましたね。
部屋の影響を受けない音のようです。
この初出しの音を聴かれたウェスタンシステムのオーナーの方々は
「みすぼらしいスカスカな低音が出るだろう」
と思って聴きに来た処、
「力強いクリアーな音階のハッキリした低音が出てきた」
ので、
大変ビックリされていました。
その後の反響が大変なようです。
15/12/19
12月6日に伺って、
今まで
515Bパラレルを
マッキンMC240で駆動していましたが、
ローテルのRB−880チューンで鳴らしてみました。
@
まずRB−880チューン1台で駆動してみた処、
大変速い音ながら曇りの無い力のある音がしました。
トランジスターアンプながら
中高域の球アンプとの違和感がありません。
A
次に
このRB−880チューンに
外部から10万マイクロファラッドの電源コンデンサーを追加して
接続しました。
大変速くて力のある音で、響きが良く聞こえてきました。
B
そして上記の状態でBTL接続のモノラルアンプにして
2台で鳴らしてみました。
さすがに300W+300Wの
パワフルで大変速く曇りの無い安定した音になりました。
C
そして604−8Gのウーファーを鳴らしている
マッキンMC60の軽いチューンをした処、
力のある音ながらスッキリした音質になりました。
17/05/21
新しいオーディオルームです。