C38Bマイクロフォン
2010/03/10
有名な定番マイクです。
マイク電源は006Pの9ボルト乾電池又は48Vファンタム電源で、
48Vファンタム電源が優先です。
周波数特性は決して良いほうではありませんが、
マイクに3段切り替えのローカットやパッド・ハイカットフィルターが装備されているので
安定した動作と乾電池を使用出来る事により屋外や簡易ミキサー等でも使用が可能です。
マイクカプセルのサイズはC37PやC47と同等です。
マイクカプセルはマイクの軸通りに垂直には設置されておらず、
ウインドスクリーンの前面と平行になっています。
これにより口よりマイクが下に設置されていてもカプセルが少々上に向いているので
明瞭な音声が拾えます。
このマイクは006Pの9Vの乾電池が使用出来るので、
ファンタム電源の無いマイクアンプでも使用出来ます。
そのためライブハウスに置いてあるローランドのVSR−880 8chレコーダーの
マイクアンプに接続し、ミキサーからの信号と合わせて一緒に4ch録音が出来ます。
この録音を繰り返して
マイクカプセル後のFETの後ろのエミッタフォロアの負荷を抵抗負荷から
FETの2SK30A Oランクを選別使用して定電流負荷にしました。
出力トランスの前にあるハイカット回路を廃止するため
余分な出力抵抗を短絡し、
低域を伸ばすために出力コンデンサーの容量を大きくしました。
その結果
音の歪み感が激減し、高域が延び、
低域が伸びたので音に雰囲気が出るようになりました。
勿論ラージカプセル特有の
吹奏楽やオケの沢山の楽器の音が綺麗に分離する特徴はそのままです。
近日のオーケストラを録音するので、
このマイク2本をホールの天井から吊る予定です。
やっとC38Bが使用出来るようになりました。