ソニー C36P
小型カプセルの単一指向性コンデンサーマイクです。
狭い棒状のパイプの中にマイクアンプと出力トランスが入っています。
+48Vのファンタム電源からカプセル電圧とマイクアンプ電源が供給されています
但し、基板が小さいので回路は苦労しているようです。
音質は綺麗で良い雰囲気が出ますが、パルス音が決まらず濁ってしまいます。
マイクアンプ電圧が24Vと高いのとゲインがソニーのマイクとしては高いので
クラシックの弦楽器等の録音には向くでしょう。
当方としては不満のある音ですので
新たなマイクアンプを考えています。
C47と同じく出力トランスの周波数特性を調べた処、
負荷2キロオームにて約70KHzで+10dbのピークがあり、100KHz以降は減衰していました。
マイクケーブルを10m接続して10KHzの矩形波を入れて測定した処、
オーバーシュートが酷かったので補正を行って録音をしてみました。
補正後はうるささが激減して聞き易い反応の良い音が撮れる様になりました。