自作スピーカーの周波数測定 080330

1.測定機器

測定マイクロフォン        Behringer ECM8000
Mixer               Roland VM3100 Pro
A/Dコンバーター⇒USB   EDIROL UA−1ex       
音源                ホワイトノイズ    1分間
 


普通騒音計  リオン NA−29 Sound Level Meter
Octave Band Analyzer
使用周波数範囲 20〜8000Hz

尚、騒音計を使用の時はピンクノイズを使用しました



2.測定条件

スピーカー前50cm
マイクの軸はウーファーとツィーターの中央

Lch



Rch




ほぼ同一条件で測定しています。

30センチウーファーの2ウェイですので300HZ−2KHz付近が凹んでおります。
低域はほぼ40Hzまで1KHzと同じ音量です。
密閉箱ですのでFc以下は12db/octで低下しております。
20Hzもそんなに低下してはおりません。
バスレフですとFc以下は18db/octで急激に低下します。

3KHzから9KHzまで上昇していますが、
これはツイーターの特性なのか測定用マイクの特性なのかは判別出来てはいませんが、
騒音計でも少々持ち上がっています。

概して無指向性マイクは20KHzまでフラットにするために
軸上では3KHz−8KHz付近は数db持ち上がっているのが多いです。

Lchの10KHz以上が低下しておりますが、ツイーターを点検してみた処、
ドームダイヤフラムとエッジが一部剥離していました。
ストロークが大きく長年使用しているので経年変化でなったのでしょう。
早速補修してみました。



騒音計のディスプレイは左側より
31.5Hz,63Hz,125Hz,250Hz,500Hz,1KHz,2KHz,4KHz,8KHz,
総合音量となっています。
測定条件はフラット。

Lch



Rch








3.リスニングポイント

Lch



Rch




部屋の定在波の影響を受けています。


Lch+Rch同時にホワイトノイズを出して測定しました。







約35年前に自作したスピーカーシステムとしては上出来でしょう!


以上のデータを元にリスニングルームの音響を少しずつ変更していきます。
そして又新たに周波数特性を掲載するつもりです。