2008年2月24日

 「ウインドアンサンブル “響”」 第8回定期演奏会

愛知県半田市勤労福祉会館ホール





ウインドアンサンブル“響” コンサート2008

2008年2月24日(日) 開演午後2時より

愛知県半田勤労福祉会館(アイプラザ半田 ホール)

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出演メンバー

Conductor         石川 暢夫
 
Concert Master     柿本 忠行

Piccolo & Flute    熊崎 真紀  東海林 文彦  杉江 奈美

Oboe             土居 美虹

Clarinet           柿本 忠行  杉江 朋美  中田 早苗  早川 栄子

Bass Clarinet       小時田 誠

Alto Saxophone     井上 一樹  大矢 啓司

Tenor Saxophone    深津 愛幸

Baritone Saxophone  柴田 康代

Trumpet          鈴置 國夫  野口 剛規  宮田 一代  村瀬 幸雄

Horn             粕谷 春菜  近藤 恒史  西岡 則子  西村 尚子

Trombone          薄木 英二  小塚 宣延  戸田 明宏

Euphonium         澤田 達哉

Tuba             千葉 安紀子

Percussion         青木 宏之  尾硲 正和  黒木 みはる  近藤 賀津子

                榊原 悦史  濱崎 美裕姫

司会             森田 宏美

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曲目

第1部
    マーチ「ブルー・マリーン」 (兼田 敏)

    楽器の話

    A Longford Legend  (R.Shelden)
     T. A Longford Legend
     U. Young Molly Bawn
     V. Killyburn Brae

    2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲より
    ブライアンの休日      (内藤 淳一)

    大仏と鹿           (酒井 格)


第2部
    海の歌            (R.Mitchell)

    平和への行列        (戸田 顕)

    2008年全日本吹奏楽コンクール課題曲より
    天馬の道
     〜吹奏楽のために     (片岡 寛昌)

    祝典のための音楽      (P.Sparke)
    T.Con Brio
    U.Andantino
    V.Vivo


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ず当方の録音はあくまでコンサートやライブを録音するので
主催者等の了解を得た上で客席から見て差し障りの無い範囲でしかマイクを置けません。
一度だけの演奏ですのでミスを減らすために必ず2系統の録音機器を持って行きます。

その範囲でいかに良いバランスで録音出来るかを考えてきました。

プロのようにホールと演奏者を借り切って自由な位置にマイクと奏者を置いて何回も録音したり、
ノイズ源である空調やライトを消す事も出来ませんし、客席での話し声も消す事は出来ません。

他の方でも当方と同じような条件で録音した場合には不満のある録音しか出来ないでしょう。





今回は約300人位の中ホールで約40人のウインドアンサンブルのコンサートです。
まず指揮者の後ろ約3mの位置に
ステレオバーに取り付けたソニーC37P改造を左右に
90度首を振って上向きにセットします。
高さは客席から見て邪魔にならない範囲との事で舞台と同等の高さです。

そしてその左右に演奏者の両端より約2m内側にソニーC47を同じ高さに置きます。





このホールは多目的用で響の少ないホールなので客席後方から約5mくらいの位置に
前のC47とほぼ同じ幅でソニーC36Pを高さ1.5mにして置いてホールの響きを撮ります。

客席前のマイクだけですと位置が低いためトランペットや打楽器の音が拾いにくいので、
ホール天井に吊ってあるC38Bから信号を頂きました。


位相と言えるかどうか判りませんが、
前のマイク4本と天吊りのマイクの位置は上下としてはほぼ同じ平面上にあります。
こうしないと全員が合奏した音のタイミングが合いません。

市販CDでも全員が合奏した音のタイミングの合っていない録音が多いです。
これは演奏者が指揮者に向かって音を出すタイミングを合わせているのに
楽器の位置情報を優先したために各楽器の音の出るタイミングが合わずに録音されています。

(舞台上にマイクを置いたり、指揮者頭上に立体的にマイクを立てたり等)

ミキシングとしては
まず中央のC37P改造の音を聞いてバランスとして拾いにくい音を他のマイクから足して行きます。

このC37P改造で舞台上の反射板からの反射音の位置が判別出来ます







このような大編成の音楽の場合、楽器の位置情報も大切ですが、
アンサンブルの大切さ、楽器の音色、奏法が表現出来るかを優先して録音しました。


尚、マイクミキシング等に飯田氏、渕上氏に応援をして頂きました。


この音源は当方のスピーカーやカーステレオ等のシングルコーンスピーカー
及び当方がチューンしたスピーカーですと全員が合奏した音が再現出来ますが、
残念ながら市販のバスレフスピーカーですとバラバラに聞こえてしまいます。
(笑)
どうしてでしょうか?

ちなみに市販のCDで有名なウインドオーケストラの録音を聴きますと
確かに音の定位も良く各楽器の音が良く聞こえますが、
全員が合奏した時の音が聞こえて来ません。
これは市販オーディオシステムのクオリティに合わせた録音なのでしょう。